わき役ふけ役いびり役

「わき役ふけ役いびり役」

書かれたのは菅井きんさん。

※1990年の著書なので、28年も前です。

亡くなった後、

新聞のコラムに取り上げられていたので、

図書館で借りてきました。

一番記憶に残る菅井きんさんは

やっぱり

「婿どの!!」

※必殺シリーズ

これこそまさに

わき役でふけ役でいびり役。

なんでしょうね。

本の内容でもいくつか印象的な文章がありました。

| うまいから売れる

| 下手だから売れないということではない。

|

| 脚本によって必要かどうかで決まる。

| 視聴率というお化けがあります。

| (中略)

| こういうときにこそ、主役とわき役の違いがはっきり出てきます。

| 気の毒だなと思うのは主役の方。

| 視聴率が良いとか悪いとか、そのわずかの上がり下がりを

| まるで自分の責任のように気にしていらっしゃいます。

| (中略)

| そこへいくと、私たちはずっと気楽です。

| 視聴率などあまり考えないでマイペースでやっていられます。

※引用だらけ。

いずれも、第3章「わき役ふけ役いびり役」からです。

ずっとわき役だった菅井きんさんだから、

こういった視点で物事を見られたのでしょうか?

マイペースで、自然体で、

役者をされていたのかなぁと感じて、

なんとなく

その生き方に共感を覚えました。

わき役でもマイペース

僕もそんな感じがいいかも。