ふせん紙で考えを整理する

僕はお客さまの研修でふせん紙を使うことが多いです。

考えやアイデアを出してもらうときにはふせん紙を使います。

ふせん紙に書いてから、書いたことを話してもらうと考えが伝わりやすくなります。

自分で考えをまとめるときにもふせん紙を使います。

今月、検討中の講を組み立てるためにふせん紙を使いました。

最初に、一枚のふせん紙に「メインのテーマ」を書きます。
今回は指定されたテーマがあったので、それを。

次のふせん紙に「誰に聞いてほしいか?」を、

その次は
「その人にそのテーマで、自分は何を伝えたいか?」

ここまで、3枚のふせん紙が話の軸になります。

あとは思いつくまま、ネタをふせん紙一枚に一つ書き並べていきます。

しばらく書き並べたら、似たような内容のふせん紙を一か所に集めたり、そこに書き足したり、

伝えたい話が伝わるかどうか検証したり。

このような繰り返しで話を組み立てていきました。

ふせん紙の効果を発見

このふせん紙を使った作業中に気づいたことが一つあります。

ふせん紙を使うことで

「考えを20文字にまとめることができる」ということ。

僕が使うふせん紙は7.5cm×7.5cmのものです。

ここに太目のペンで書き込みます。

すると、そんなにたくさんの文字を書けないんです。

せいぜい書いても20文字。
これでいっぱいいっぱい。

つまり、考えを20文字以内で書く必要があります。

あとでふせん紙を見た時に、考えた内容がわかるように、20文字で。

例えば、「コンサルタント」と書いても、
あとで見た時に、何を伝えたかったのか思い出せません。

「コンサルタントをするために使っている技術」
これぐらい書いておくと、あとで思い出せます。

20文字で考える

この20文字がなかなかいいです。

めっちゃ考えます。絞り込みます。

不要な言葉を削ったり、短い言葉に置き換えたり、

長すぎるのは2枚に分割したり。

ノートに考えを書き出していた時は、

だらだらと100文字ぐらい書いたこともありました。

ふせん紙は書くスペースが限られている分、ノートよりもたくさん考えたように思います。

伝えたいことや考えたことを絞り込んで表現する感じ。

「ふせん紙を使って考えを整理する。」

これは、なかなかいいです。