プロの将棋は考えることのできる時間がある。
持ち時間とか考慮時間とかちょっとずつ仕組みが違うみたい。
いちばん長いのは
名人戦の七番勝負で持ち時間はそれぞれ9時間。
一日じゃ終わらない。
NHKでやってるのは
持ち時間10分、考慮時間10分。
1時間半の放送時間におさまってる。
考えるための時間なので、次の手を考えるときに使う。
どちらかというと困ったときに時間を使うことが多いようなので、
残り時間が少ない方は、たくさん困ってる。
つまり劣勢に立っていることが多い。
最近、羽生さんの棋譜中継を見ていると、
序盤から時間を使っていらして、結果もあまりよくないようで。
ちょっと残念。
テレビ将棋でおなじみの秒読み。
秒に追われるのはどんな気分なんだろう?
残り時間がたくさんあるうちに
仕事でも同じことかな。
秒読みに入ってからいい仕事はなかなかできない。
時間の余裕があるうちに。
気持ちの余裕があるうちに。
と思うんだけど、秒読みに入らないと、
なかなか動けない。
難儀なもんだ。