2017年6月16日の日本経済新聞朝刊に
見つけた興味深い一文。
「従来の囲碁理論で理解するのは困難」
5月下旬に開催された
グーグルの囲碁ソフト「アルファ碁」に
世界トップのプロ棋士が敗れたという記事。
この対局でのアルファ碁の打ち手が
プロ棋士でも理解しづらかったようで、
上記の表現に。
人工知能の学習方法については
山本一成さんの著書
「人工知能はどのようにして名人を超えたのか?」
から、何度かブログに引用させていただいている。
過去ブログ「強化学習」
過去ブログ「師匠を越える」
過去ブログ「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?」
人工知能が製作者より強くなると、
製作者は、人工知能の考えや行動を理解できなくなる。
と書かれている。
プロ棋士より強くなると、
プロ棋士にも理解できなくなる。
ということかもしれない。
だから、
「従来の理論で理解するのは困難」
ということになるんじゃなかろうか。
従来の理論
「従来の理論」ってなんだろう?
定石?セオリー?常識?
今、世の中が急激に変化しているみたい。
「従来の理論で理解できないこと」がたくさんあるんだろう。
自分がそれに直面したとき、
どんな対応をできるだろうか。