昨日のブログ
「忙しさは繰り返す」
を書いていて以前の職場のことを思い出しました。
システム開発の歴史のある会社でしたので、
いろんな仕組みがありました。
その一つが
不具合管理表です。
社内外のテストで発見した
不具合の現象や原因、作りこんだ要因などを
管理、集計するためのツールです。
使っているときはよくわかりませんでしたが、
今思うと、すごいものでしたね。
不具合をなぜ作りこんだか?
直接の要因、
作りこんだ工程、
内面的な要因
など、多角的な分析のできる管理表になっていました。
このあたりの考え方の部分は
今僕の中に残っています。
不具合を表面的に対処するだけでなく、
「なぜ作りこんだのか?」
という根本的なところを解決する目的のツールでした。
うまく活用できたら、
製品の品質は向上し、
後工程の負荷が軽減し、
プロジェクトの忙しさが大幅に改善されていたと思います。
とてもいいツールだったのに、
僕やみんなの忙しさが減らなかったのは、
僕が管理者として使いこなせなかったからです。
当時は、
「なんでこんなに面倒なものを
記入しないといけないのか!?」
というようなことを思っていましたので。
もったいないことをしたとは思うのですが、
ま、当時はいろんなところで余裕がなかったので、
仕方がない。
今、その考え方を活用できているので、
よしと思うことにします。
道具はシンプルでわかりやすいのが一番です。
だから、ガラケーで十分だと思っています。