数値化するの好きなんですが、
例えば会社の生産能力について。
現場でも工場でも当てはまるかな。
小さな会社では
社長がいちばん現場をできる、物を作れる
場合が多いと思います。
なので、例えば、
社長の生産能力を10として、
ベテランが6、若手が2。
みたいな会社があったとします。
一人当たりの平均生産能力は
(10+6+2)÷3=6
社長の6割ぐらい仕事をできる会社ですね。
ここに新人(能力0)が一人入ったとしたら、
(10+6+2+0)÷4=4.5
単純計算だとこうなるんですが、
たいていの場合、
新人には誰かが教育をすると思います。
ベテランが担当するとして、能力3をそちらに使うとしたら、
(10+(6-3)+2+0)÷4=3.75
一人当たりの生産能力はさらに減って、
社長の3分の1ぐらいの会社になってしまいます。
架空の会社で、さらに机上の計算ではありますが、
びっくりするぐらい減りました。
他にもいろんな影響が出るんでしょうね。
ひょっとしたら、
教育にもっと生産能力を割くことになるかもしれませんし、
管理のようなことが必要になって、社長の生産能力も減るかもしれません。
あるいは、新人でも
生産能力を2ぐらい発揮できるような仕事があるかもしれませんし、
教育に手間がかからない仕組みがあるかもしれません。
いずれにしても、
新しく人が来るときは、
どこにどれだけコストがかかって、
どれだけ稼いでくれるか。
考えてみたほうがいいでしょうね。
特に初回は要注意かと。
皮算用をした結果、
あとで「あれ?」ってことのないように。