先日、お客さまから社員研修のご依頼をいただきました。
若手社員さんを中心に会社の10年後を考えるのが目的です。
今後、人数を増やしていくときに、
どんな役割の人をどれぐらい作りたいか。
その結果、売上や利益、みんなの給料はどれぐらいになるか?
ということを伝えて、
それを実現する方法を具体的に考えていく研修です。
初回の研修でやっていただいたのが、
「入社から3年でできるようになっていること」
2年目の社員さんに考えてもらったので、
「自分たちができるようになったこと」
「3年間で、できるようになりたいこと」
という感じ。
ふせん紙1枚に1つずつ、「できること」「できるようになりたいこと」を書いてもらいました。
具体的なこと
最初はなかなか手が動かなかった若手社員さんでしたが、
一つ二つと出てくると手が止まらなくなって、
予定の時間を超過するところまで頑張ってくれました。
予定の時間を超過するところまで頑張ってくれました。
書いた内容を見てみると、すごく細かいことでした。
現場や事務所でやっているすごく具体的なこと。
いつも先輩から指示されていること、毎日自分たちがやっていること。
一番、意識してやっていることなのでしょう。
具体的すぎるようにも思いましたが、そのまま書き進めてもらいました。
この細かさは、5年目や10年目の社員さんには書けないことです。
5年目、
意識していることが、もう少し大きな枠になるからです。
視点が変わる
2年目の社員さんが、今しか書けないこと、
それが3年目までには必要だと思いました。
細かい日々の作業から、次第に視点が変化していき、
大きな枠で仕事を意識するようになっていくのでしょう。
細かい部分から大きな全体へ、
意識の変化があるということを感じた研修になりました。
これが成長の一つなんだと思います。