鹿が出てこない

小学校4年生の長男の宿題に、

音読というのがあります。

国語の教科書を声を出して読む。

うちの人に聞いてもらう。

聞いてもらったらサインをもらってくる。

こういう宿題。

この間、百人一首を音読してました。

その中に僕もちょっとだけ覚えている歌があって

「奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の

 声きく時ぞ秋は悲しき」

僕が覚えていたのは

「奥山に」と「声」

中学校で百人一首大会があって、

そのために覚えてただけ。

だから、一字決まりとか、二字決まりとか。

そういうのばかり覚えています。

長男は詠み人まで覚えているので、

「奥山に・・・」

が猿丸大夫さんの歌というのも知ってるみたい。

「山部赤人の歌は?」

とか聞かれるけど、さっぱり。

「田子の浦に・・」と教えてもらって、

「あー、あれを詠んだ人!?」って感じ。

競技に勝つために覚えた僕と、

全部覚えようとしている長男と。

なんか違います。

今、長男は覚えるのが楽しいみたい。

百人一首も楽しんでいるような、

そんな印象を受けます。

あっという間に覚えちゃうんでしょうね。