うつくしいもの(その2)

マジックの作り方

今週受講した
古典教養大学のマジックプライベートレッスンで、
マジックの作り方、考え方を習いました。
 

大きく二通りの方法があるそうです。
 

一つ目は、
今、自分にできる技術や知識を組み合わせて、
どんな表現をできるかを考える方法。

前回僕がやった、マジックの改変も
こちらに含まれるそう。
 

もう一つは、
表現したいことがあって、それを実現するために、
あらゆる技術、知識を組み合わせていく方法。
 

前者は積み上げ思考。
後者は逆算思考。
 

今の延長線上に次の目標を定めるか、
目標を先に定めてそれを実現する方法を考えるか。
 

こう考えると、マジックも経営も、その他もろもろも
同じです。
 

僕が得意なのは前者。

今できることの組み合わせたらどんなマジックになるか。
あるいは、現状のマジックの課題解決、一磨き。

いつもの考え方の癖がマジックを考えるときにも現れます。
 
 

美しさ

じゃあ、どちらの方法で考えられたマジックを
僕は美しいと感じるか?
 

というと、

どっちというのは、無いですね。
 

どちらの方法にしても、
根っこにあるのは、

「マジックを自然に見せたい」
「楽しんでもらえるマジックをつくりたい」

こういう気持ちでしょう。
 

ひょっとしたら
「すごいマジックを見せたい」
「マジックの開発者として名を残したい」

こんな気持ちもあるかも。
 
 

どんな気持ちでもいいと思います。

どんな気持ちにせよ、
 

そこに意図があって、
そのために変化・進化し続けていく。

そのプロセスを美しいと感じます。
 

何かをしたいという気持ちと
そのために変化や進化を続けていくこと。
 

ちょっと整理できました。
ぼくも美しくありたいと思います。