技術のレベル
お客さまがそのお客さまと話をされたとき、
「今後、製造業のレベルが下がっていくんじゃないか?」
という話になったそうです。
お二人とも同じように思っていたとか。
僕も同様に思います。
機械や道具が進歩すると、
人の技術レベルが下がる。
物をつくる人から、
機械を操作する人に変わる感じ。
お客さまは製造業でしたが、
他の業種でも当てはまるように思います。
IT業界でもそう感じたことがあります。
将棋界でも
将棋の渡辺名人のコメントが新聞に掲載されていました。
羽生九段と初の永世竜王をかけて争った
2007年、第21期の竜王戦を振り返って、
「羽生世代の棋士とタイトル戦で対局していたころは充実感があった。
序盤から自分で考えていたので。」
いまはAIで研究し、
「(序盤は)実践に現れそうな手順と評価値をどれだけ暗記できるかの勝負です。」
将棋の世界でも
似たような変化があるんだなーと感じました。
技術の進歩。
それを従って人も変化している。
それが実際に起こっていることですね。
その前提で考えていかないといけません。