伝わる話
以前、
元アナウンサーの方が講師をされるセミナーで
「相手に伝わるのは事実を伝えたとき」
と学びました。
ニュースでは、
自分の目にしたこと、耳にしたことをだけを伝えている。
あるいは、スタッフが取材したこと。現場で見聞きしたこと。
番組として、目にしたこと。
という感じか。
直接目にしたことは
「○○でした」と伝え、
間接的に目にしたことは
「『△△だった』と□□は発表しました」というように伝える。
自分は△△を確認していないけど、
△△という発表があったことは確認した。
だから、こういう間接的な表現なら、事実になる。
そんな伝え方をする。
というような内容でした。
※この表現は事実ではなく、
僕はそう記憶しています。
※こっちは事実です。
事実?
「僕が○○と感じた」これは事実。
なので、
「僕は△△は嫌い」「□□は苦手」
これも事実。
では、例えば
高い木になっていて手が届かないブドウを
「あのブドウは酸っぱいだろうから嫌い」
僕が嫌いと感じているなら、
これは事実でしょうか?
「あのブドウは手が届かないから嫌い」
これなら事実っぽい。
嫌いなのは事実でも、前提が事実ではない場合、
おそらくそれは、
伝わらないように思います。
でも、得てして、こういう伝え方、
やってしまいがち。
仮定の上に自分の意見や感情をのせて伝える。
自分にはわからないことを
こうじゃないかと想像して、それを前提として伝える。
想像して?決めつけて?
これはちょっと伝わらないよね。