タンポポの葉っぱ

ロゼット

長男と話をしていた時、
ふとしたきっかけで、

「タンポポのロゼット」

って言葉を口にしました。
 

何かと聞くと、

タンポポが花を咲かせて、綿毛を飛ばした後、

冬を越すときに、
葉っぱだけの状態になる。

その、地面から葉っぱが広がっているような
形態をロゼットというんだとか。

春に茎が伸びて花を咲かせて、
という伸びる時期と

冬を越すロゼットの状態。
 

これを人の成長に似せて、
伸びる時期と停滞する時期、
というような表現をしてました。
 

少なくとも
僕の47年の人生には、ロゼットは出てきていないように
思います。
※覚えていないだけかもしれませんが・・
 

どこで?

「ロゼット」
植物の状態ですから、
理科の教科書にでも載っていたのかと思ったんですが、

たぶん、これ、
長男は何かの本を読んで知ったんだと思います。
 

本から得たことだから、
知識としてとどまっているんじゃないかと思うんです。
 

理科で知ってるだけだったら、
道端のタンポポを見たときに「ロゼット」って言っただろうと思います。

本か文学的な知識だったから、
会話の中で「ロゼット」に結びついたんじゃないかと。
 

知識というか、ある事象、現象を、
どう表現するか、どのように使うか。

そういうことを、文学から学んだんじゃないでしょうかね。
 

知識を得るなら教科書、事典。
知識を留めるなら本、文学。

浅く広く、
狭く深く。
 

知識をどこから得たか、
ということを想像して、想像を基に膨らませてみました。

本や文学の効果、すごいかも。