勝ち負けにはこだわらない?

将棋大会、低学年の部

先週末の小学校校区で開催された将棋大会。
次男が低学年の部で優勝した将棋大会。
 

その中の、ある低学年同士の対局。
A君とB君。

おそらく実力はA君の方が上。
序盤から相手の駒をたくさん取っていたし、
早々に敵陣に侵入していたし。

対局開始からしばらくすると、
A君は、敵陣の左半分を成駒で埋め尽くしました。
 

ただ、その中に自分の玉はなく、
入玉をしていたわけではなく、

ただ、成駒がたくさん作られていただけでした。
 

 
A君はどうやら、成駒を作るのが楽しいよう。
駒を取っては敵陣に打って、次の手で成って、
を繰り返していて、

自玉を守るとか、相手玉を詰めるとか、
そういうことをしていません。
 

これでは、いくら強くても
「勝ち」にはなりません。
 

引き分け?

結果、勝負はつかず、
対局開始から1時間ぐらいたって、
審判の判断で、引き分けと決まりました。
 

引き分けの時はローカルルール。
金を四枚振って、表が多いほうが勝ち。

A君が全部裏、B君が全部表で、
B君の勝ちになりました。
 

将棋に勝つためには
相手の玉を取らなければなりません。

それを知らなかった。
教えてもらわなかったのかな?
 

目的は何か?
っていうことですね。

勝つことが目的でなければ、
負けて悔しくなければ、

これでもいいのかもしれません。