失敗してきた
昔は、
「失敗をして覚えた」
ということをよく聞きます。
「失敗を何とか対処した」
「(今思うと)その時以来、必ず○○をするようになった」
こんな話。
いろんなところで聞きますので、
業種によらずあり得る話じゃないかと思います。
続き
こんな言葉が続きます。
「今の若いのは、失敗をできなくてかわいそう。」
「今の若い子には、失敗をさせてあげられない。」
「致命的でない失敗なら、どんどんした方がいいんだけど。。。」
自分たちは、今こうして仕事をこなせている。
それは、若いころの失敗を乗り越えてきたから。
お客さまのご理解があったり、
会社からのバックアップがあったり。
もちろん、
自分たちが精いっぱい、考えて、走り回って、
手を尽くして乗り越えてきたから。
それで成長することができた。
今の自分たちにつながった。
それに比べて、
若い子は、「失敗をできない」
だから、
なかなか物を覚えない。成長しない。
失敗するとどうなるか
「じゃあ失敗をさせてあげたらいいじゃないか」
っていうことは見えてきても、
なかなかそれはできないんですね。
一つの失敗がどんな影響を与えるか怖い。
次のご注文をいただけなくなるかもしれない。
大きな償いが必要になるかもしれない。
だから、
「失敗なんか気にせずに、思うようにやったらいい」
と、任せることができない。
ここまでは見えるんですけどね。
なかなか次の一手が見えません。