行動しやすいこと、行動しにくいこと
先日のお客さまとの話が印象に残りました。
社内で取り組まれていることが2つ。
どちらも部署ごとに取り組んでいることで、
新しく始めたこと。
月に一度、会議や研修をしているところも同じ。
なのに、
1つは、研修で概要や目的を説明したら、
-
部署内で自発的に取り組み、
自分たちで目標を設定して、自分たちで改善をして、
どんどん改善が進んでいる。
もう1つは、研修で目標や行動を話し合っているが、
-
なかなか行動をできていない。
決めたことはできているが、自発的な取り組みは見えない。
改善も思ったほどは見られない。
二つとも同じはずなのに、なんで?
むしろ、後者の方が丁寧にやっているのに・・・?
理由
社員さんからも話を聞いて、理由が見えてきました。
社長は同じと思われていましたが、
社員にとっては「同じ」ではなかったからです。
違うところがいくつかありましたが、
一番大きな違いは、
- 部署内で完結する目標かどうか
うまく進んでいる方は
自部署内で完結すること。
うまく進んでいない方は
部署間での連携が必要なこと。
社長にとっては、
どちらも「社内」のこと。
社員にとっては、
「部署内」のことと「部署間」のこと。
だから後者は行動しにくかった。
ということです。
なんで行動できないのか、
理解できない。
その理由の一つに、
今回のような認識の違いがあります。
意外と気づきにくいものです。