判断は「教えられない」。だから、この取り組みを始めました。

創業78年の電気工事会社・東京電機工業株式会社様で、技術継承研修を開始しました。
5月から月1回、半年間にわたって続けていく取り組みです。

研修を行う岩松

なぜ今、技術継承なのか

東京電機工業株式会社様には、長年積み上げてきた「当たり前の基準が高い仕事」があります。
挨拶・礼儀・約束を守る・ホウレンソウ
技術力と同じくらい、こうした仕事の姿勢がお客様から評価され続けてきた会社です。

ところが、こうした「当たり前」は意外なほど言語化されていません。

ベテラン社員が自然にやっていることが、若手には届いていない。
社歴の長い会社ほど、この断絶は静かに起きています。

東京電機工業の諏訪社長は今年度の経営指針でこの課題に正面から向き合い、
「当たり前にやってきたことを承継する」を最重点課題に掲げました。

東京電気工業株式会社のみなさん

技術の本質は「判断力」にある

技術継承が難しい理由は、引き継ぎたいものの正体にあります。

仕事には「やること」と「考えること」の2種類があります。
手順や作業はマニュアルで教えられます。

でも、現場でどう判断するか
お客様からの相談にどう答えるか
状況に応じてどう動くか

これはマニュアルにできません。

ベテランが「当然」と思っている判断の積み重ねこそが、本当に引き継ぎたい技術です。

判断力は教えてできるものではありません。

若い人に判断させて、実行させて、振り返る。
これを繰り返すしかない。

すぐに成果は出ません。

気がついたらできるようになっていた、というものです。

焦らず、長く、見守り続けることが大切です。

研修中の新入社員のみなさん

この取り組みでやること

ベテラン社員が過去に経験したトラブルや苦労した現場の事例を持ち寄り、
若手社員が「自分ならどう判断するか」を考える場を毎月積み重ねていきます。

正解を教える場ではなく、判断の過程を一緒に言語化していく場です。

10月に中間検証を行い、年度末に振り返ります。
この取り組みの経過はこちらで報告していきます。

開始:2026年5月
期間:半年間(月1回)
対象:全社員
中間検証:2026年10月