ちっちゃいの頑張れ

「『ネオダマ』って知ってますか?」

25年ぐらい前、

就職のときの面接で聞かれました。

「知りません」

と答えたのですが、その会社には雇ってもらえました。

バブル崩壊後の氷河期と呼ばれる時代。

ありがたかったです。

「ネオダマ」ご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

当時、はやっていた単語の

先頭の文字だけをつないだ造語。

「知ってます」という方の

年齢や職歴が大体わかってしまう単語ですね。

ネ:ネットワーク

オ:オープンシステム

ダ:ダウンサイジング

マ:マルチメディア、マルチベンダー

パソコンやプリンターは

メーカーにこだわらず、小型化して、

いろんなものをつないでオフィス環境を作りましょう。

という考え方です。

当時は

メインフレームとかワークステーションとか

大型のコンピューターが残っていて、

オフィスの環境は一社でそろえるのが当たり前の時代でした。

だからこそ

こういう考え方が流行してたんだと思います。

今となってはどれも当たり前の考え方。

目新しいものはありません。

当たり前と言ってもそれは、IT業界での話。

当たり前ではない業界もありますね。

先日、製造業の方との話の中で、

機械を導入すると聞きました。

大きな機械を購入されるとお聞きしたときに、

それって、

小型化して分散したらどうなるのかな?

という考えが頭に浮かんできたんです。

どこからこの考えが来ているのかなとたどってみたら

ネオダマにたどり着いた。

というわけです。

小型化が流行った時代。

システムが働く環境に合っていった

ということかと思います。