カラマーゾフの兄弟の感想(その1)

目次

自慢

カラマーゾフの兄弟を読み切りました。
感想というか、自慢を書きます。
※長いです。
 
 

光文社古典新訳文庫の全5巻。
総ページ数2500ページちょっと。

末尾の解説は飛ばしたけど、
それでも2000ページは読んでると思います。
 

第1巻の購入が2月27日なので
半年ぐらいですね。

長かったような短かったような。
 

1日10ページずつ読みました!
だとカッコいいのですが、

締め切りが来るたびに
一夜漬けで読みました。

というのが正直なところ。
 

なんと言うか、
小学校のころから宿題のやり方が
変わっていません。
 
 

読み切った!

そう、それでも読み切りました。

内容的には、まだまだ読み足りない感じですが、
ひとまずは最後まで読み切りました。
 
 

先にも書きましたが、
これは、締め切りがあったおかげ。
 

古典教養大学
「カラマーゾフの兄弟を読む時間」

ここに参加している人同士で
感想をシェアする時間を作ってくれたおかげです。
 

そう、
締め切り効果と仲間効果。
これが僕が読み切れた理由です。
 
 

考える小説

正直しんどい小説でした。
一人だったら読み切れていません。
 

これより長い小説だと、
真田太平記とか読んだことはありますが、

こちらは歴史小説?であり、
忍者が活躍するような娯楽小説でもあります。
 

カラマーゾフの兄弟は
歴史小説?教養小説?
ロシアの一時代を切り取った時代小説。

ともいえるかも。
 

わずか2か月ほどの期間に、三兄弟を中心とした人物だけで
ロシアの一時代を描こうとしている。
 

登場人物の背景や思想や行動で
当時のロシアを描こうとしてるので、

だから、
描かれていないことが多すぎて、
考えないと読めない。
 

流しながら読んだらさっぱり意味が分からない。
 

そういう意味で、
しんどい物語でした。
 
 

でもまぁ、
「考える」という点ではとても素晴らしい題材、テーマで。

今まで僕が
会ったことがないタイプの人物が作中にごろごろいて、
 

「なぜ、この人はこういう思想、行動に至ったか」

そこを考えるのは
僕にはとても有意義で、

しんどいけど楽しい時間でした。
 
 

読み進め方、読み続け方、
しんどいけど楽しいという体験。

これはとても貴重だったように思います。
 

本当に、
ありがとうございました。